悲しい日・・・

前日の夜ジュニアはとても苦しい夜を過ごし一睡もしませんでした。

2月8日の朝をむかえて少し落ち着いたのか呼吸も整い

少しだけ向きを変えたり、寝返りをうったりと

ここ何日かのジュニアに戻っていました。

いつもは水をほとんど飲まないジュニアがここ2~3日

多飲するようになりピッピも頻繁になりました。

何度か間に合わなかったりしたけれど寝たきりでも

頑張ってトイレトレイまで行こうとしてえらかったね。



食欲のなくなったジュニアにどうしても手作りごはんを食べさせたくて

様子が落ち着いた時にほんの少し買い物へ出かけました。ほんの1時間ちょっと。

出かける時には布団に寝かせていたのに私たちが帰って時ジュニアは

ベランダの隙間から車が停まったのが見えるいつもの窓際で

待っていてくれました。最後のジュニアのお出迎えです。



帰ってきた私たちの顔を見て安心したのか少しだけ呼吸が荒くなりました。

それでもお水を飲もうと一生懸命立って傾く体と震える足で

歩こうと必死でした。

出かける前と帰ってから大好きないちごを無理やり口に押し込み

食べさせました。大好きないちごが最後に食べたものになりました。



病院が4時からなので時間になったら連れて行こうと

思いましたがそれまでの時間がとても長く感じました。



時間になったのでジュニアを毛布にくるみパパの運転で病院へ。

抱いてるジュニアの焦点が定まらずただごとじゃない。

いつも元気に病院へ入るジュニアを私が抱いていたので受付の看護師さんが

ただごとではないと1番奥の診察室へ案内してくれました。



診察台に寝かせて毛布を取ると左脇の腫瘍が破裂して膿がどくどく出てました。

すぐに診察をしてくださいましたが呼吸が安定せずどんどん呼吸が乱れ

苦しそうに不安そうに私たちを見つめていました。

注射を打っても落ち着く様子はなく体に力がなくなっていくようでした。



自発呼吸が困難になり酸素マスクをしたあと少し眠るような感じに見えましたが

ここ何日かは歩行もままならなかったのにパタパタピョンコピョンコと

横たわったままリズムよく歩く仕草を見せました。

それはもう必死に両手両足しっかりとした動きでした。お散歩してるの?



その後は意識が朦朧として・・・いや意識はもうないのかもしれない。

閉院の時間がだんだんと近づいていき私たちの頭の中はパニック。

このまま連れて帰っても苦しい思いをさせるだろうし、

病院に置いて帰って心細い思いをさせたまま会えなくなるのか・・・

酸素マスクではもう痛みを和らげる事も出来ずマスクの中には

麻酔を送ってみる。それでもどんどん弱っていくのが分かる。



パパと交互にジュニアを抱きしめて本当は「頑張れ」って言いたかったけど

「ジュニアいままでたくさん幸せをありがとう!もう頑張らなくていいよ」と

泣きながら声をかけました。

そしたらす~っと息が小さくなり静かになりました。

ジュニア・・・パパとママが一緒じゃなくて大丈夫なの?

ひとりで行けるの?? 病院でパパと大泣き。



まだあたたかい内にすぐにお家に連れて帰ってあげたい。

タオルケットに包んでパパと泣きながら家へ。

お布団に寝かせるとあんなに苦しんだはずなのに穏やかなお顔。

寝てるだけだよね?ちがうの?

FOもちゃんと分かるのかすごくおとなしくジュニアに寄り添う。

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この夜はただ呆然ととても長くてつらい夜を過ごしました。

ジュニアはすでに肺水腫を起こし肺の外側にも肺の中にも

水がたまっていたのです。たぶん2~3日は私たちが思う以上に

苦しんでいたのでしょう。



前日の診察のとき先生に「また元気にお散歩したりできるんでしょうか?」

と聞いたとき先生が『そうなって欲しいと頑張って治療しています』と

言ってくださって頑張ろうと思ったばかり・・・

癌だとは分かっているけれど本当にあっと言う間のお別れでした。

なんでこんな日にでかけてしまったんだろう。

きっと心細かったよね。帰るのを必死で待っててくれたんだね。

こんな悲しい日になるなんてこれっぽっちも思っていなかったのに…



                              つづく・・・
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by junifo-juru | 2011-02-26 16:00